東急不動産について

OVERSEAS BUSINESSES

パラオ

太平洋ミクロネシア地域の西端、フィリピンの南東650kmに位置する大小586の島々からなるパラオ共和国。東急不動産は、パラオ共和国コロール州アラカベサン島西岸で、自然との調和を最大限に尊重した『パラオ パシフィック リゾート(以下PPR)』の開発を行っています。

事業展開

パラオでの事業展開マップです。パラオ共和国コロール州アラカベサン島西岸で、自然との調和を最大限に尊重した『パラオ パシフィック リゾート』の開発を行っています。

1956年、東急不動産の初代社長・五島昇が戦後初めて民間人としてパラオ入りして以来、私たちは「地上最後の楽園」といわれるパラオの地で、豊かな自然を守りながら事業展開を進めています。
開発のコンセプトは、「ヤシの木より高い建物は作るなよ!」という五島初代社長の言葉に象徴されるような「自然環境と開発の両立」、そして「地元に貢献し、地元の人々に受け入れられる事業」です。

ビジネスモデル

環境保全と地域貢献で、持続可能な環境先進リゾートをめざす

1973年12月、事業主体となる現地法人Pacific Islands Development Corporation(P.I.D.C)を設立。現地で用地確保、開発を行い、1984年12月にPPRを開業しました。ホテル運営は、2007年までPan Pacific Hotels & Resortsに委託していましたが、2008年からはP.I.D.Cにて自社運営しています。

PPRでは、開発にあたり綿密な環境調査を行い、ホテル前面の海浜整備や裏山の保護を実施。40年以上にわたり長期的視野で、現地のさまざまな団体とともに、美しい自然と生物多様性を維持する多彩な環境保全活動に取り組んできました。

建物は、ヤシの木よりも低い2階建て以下の設計にし、周辺環境との融和を重視。インテリアには、パラオの文化や伝説をモチーフとして取り入れています。

公共インフラが脆弱なパラオにおいて、安心安全なリゾートホテルを実現するため、自家製のインフラシステムを一から構築。敷地内の水源を利用した安全な飲料水の確保と水資源保護、独自の汚水処理設備の完備、自家発電および排熱交換システムの導入などを通して、省エネやCO2削減に配した環境にやさしいホテル運営に努めています。

海水淡水装置
熱交換器

また、パラオ人の雇用創出、ホテル・観光業における人材教育などを通して、現地社会に貢献しながらパラオの経済をリードしています。

プロジェクト

パラオ パシフィック リゾート

環境保全とのベストバランスをめざして開発した本格リゾートホテル。1994年10月、増築(60室)。2014年に開業30周年を迎え、2015年7月、ミクロネシア地域初の水上バンガロー増築(5室)、2019年5月にパラオ初となる独立型のプールヴィラ7室などを含む新エリア『The Pristine Villas and Bungalows』を開業(7室増築)。現在パラオ国内最多の客室を有する。

所在:パラオ共和国
敷地面積:254,822m2
客室数:172室(うち、TPVB 12室)
開業:1984年12月