プロジェクトにおける課題
古くは、旧東海道の宿場町として栄えていた戸塚。昭和30年代には、工場の進出や宅地開発が進み、駅を中心に商業地として発展してきました。
横浜市内第2位の鉄道乗降者数を誇る戸塚駅ですが、近年も、都市の基盤整備が未整備な状態が続き、バスセンターの位置が分かりにくく、道幅が狭く大型車輌の通行が困難であったり、駅周辺に低層の商店・住宅が密集し防災上の問題があったり、さまざまな課題を抱えていました。商圏上も、駅の東側の商業施設をはじめ、かつ近隣の東戸塚、大船などにも新しい商業施設ができ、戸塚駅西口の商業ポテンシャル低下が目立ちはじめました。
これらの課題を解消するため、横浜市は1997年3月には戸塚駅西口の再開発事業の事業計画が決定しました。東急不動産と東急コミュニティー(共同事業者)は、公募を経て2007年5月に特定建築者※としての神奈川県知事の承認を受け、この事業に参画することになりました。
| ※ | 特定建築者:市街地再開発事業において公募により選ばれた民間事業者で、施行者に代わり再開発事業における特定建築物の建築をおこない保留床の一部を取得する事業者。 |
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1日に29万人の乗降客がある戸塚駅西口直結という好立地条件を活かし、このエリアの活性化を図る必要がありました。
目先の集客のみ図るのではなく、低炭素社会づくりに向けて、環境に配慮した取り組みをおこなっていく必要がありました。
課題に対する、東急不動産の解決策
綿密な商圏分析、ターゲット分析をおこなった上で、地元施設と共栄しながら街を活性化していきたいと考えました。また、歴史や自然を大切にすることで、人にも地球にも優しい施設づくりを提案しました。
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再開発区域のデザインコンセプト「戸塚オリジナルモダン」を踏まえ、街並みとの調和を図りました。かつて宿場町として栄えたこの街の歴史を表現したいと考え、縦方向に分節した壁面デザインを採用。色彩計画でも、歴史性を表す「ダークブラウン」と、新規性を表す「ホワイト」を建物のテーマカラーとしています。 同エリア周辺には、東急不動産が一括借上する商業施設「サクラス戸塚」が既にオープンしていました(2009年11月)。 |
東急プラザ 戸塚館内イメージ |
「東急プラザ 戸塚」は、駅直結の利便性の高い立地にあり、戸塚に居住・就労する20代~30代の女性をメインターゲットに設定。生活雑貨・ファッション・雑貨店舗の集積を図り、トレンド性・専門性の高い生活充実型のテナントで構成しました。上質で値ごろ感のあるカジュアルな商品・サービスを提供し、ライフスタイルのクオリティアップを提案していきます。
「サクラス戸塚」は、大型テナントが出店し、戸塚周辺エリアの生活者を幅広くターゲットとした生活支援型のショッピングセンターで、遠方からの車での来館も見込んでいます。
東急不動産は、地域の方々に永く愛され、環境にも優しい施設を創りたいと考えました。
さまざまな環境対策の取り組みをおこなうことで、CO2排出量を年間約180トン削減する効果を見込んでおり、これはブナの自然林約39haが1年間に吸収するCO2量に相当します。
また、当施設は、建築物の環境性能を総合的に評価するCASBEE横浜認証制度で評価「Aランク」を達成しました。
「東急プラザ 戸塚」では、美しい商環境を創造・発信し、環境との共生をめざしています。
主な環境への取り組み
- 約380m²の壁面緑化、屋上緑化
- 環境負荷の低い工業用水をトイレ洗浄水に利用
- LED照明(一部の高天井)、人感センサー照明(避難階段他)
- 夜間電力を活用する冷水蓄熱式空調システム
LED照明 |
壁面緑化 |
プロジェクトの概要
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