夏のスキー場で、“グリーンシーズン”の取り組み！
～東急不動産のスキー場は、地域に根ざしたオールシーズン型リゾートを目指します～

東急不動産株式会社（本社：東京都渋谷区、社長：金指　潔）および株式会社東急リゾートサービス（本社：東京都渋谷区、社長：有馬　修）は、全国で展開中のスキー場（10施設、8社）において、一年を通じて楽しめるオールシーズン型リゾートを目指し、積極的にグリーンシーズンの営業に取り組んでいます。

◆「たんばらラベンダーパーク」からはじまるグリーンシーズンの取り組み

スキー場において、一年を通じてお客様に足を運んでいただくことは、施設運営業における安定の確保と地元雇用の促進といった背景からも、必要性が高いと考えております。
「たんばらスキーパーク」（群馬県沼田市）では、冬のスキ－シーズン以外の魅力付けに試行錯誤を重ね、周辺の気候や植生が、ラベンダーの生育環境に非常に適していることがわかり、開業から3年後の夏にスキー場の一部にラベンダーの試験栽培を開始、以降数年にわたり栽培研究を積み重ねました。
その結果、平成10年にはラベンダー約5万株（5万m²）の増殖に成功し、北海道以外では根付かないとされたラベンダーを、地元住民のご協力も得て関東最大のラベンダーパークとして誕生させることができました。
ラベンダーパークの反響は想定以上に大きく、毎年15万人のお客様にご来場いただき、年々増加の一途を辿る今では、グリーンシーズンの来場数が年間の来場数の約4割を占めるまでとなりました。

ラベンダーは、早咲き、中咲き、遅咲きと数種類が順番に色付くため長く楽しめ、梅雨が明ける7月中旬から8月中旬が一番の見頃となります。またパーク内には、展望台、ブナの鐘、山野草園や花畑（彩の丘）等、施設も充実しています。

さらには地元農家に新鮮野菜をご提供頂いた、すべて手作りのハンバーガー「たんばらバーガー」やラベンダーのエッセンシャルオイルの製作過程などをご覧いただける「ラベンダー館」には、名物の「ラベンダーソフトクリーム」も人気を博しており、ラベンダーというテーマのもと創意工夫のアイデアが次々と具現化されています。

ラベンダーパーク

たんばらバーガー

ラベンダーソフトクリーム

◆「たんばらに続け」と、各施設が相次いで個性あふれる取り組みに着手

たんばらの成功事例をもとにして、東急不動産および東急リゾートサービスとの連携を一層強化し、他のスキー場においても、各々の地域の特長を活かしたグリーンシーズンの取り組みに着手しています。
ラベンダー以外に、水仙、ニッコウキスゲ、ゴヨウツツジやユリといった、各地原産の特長ある花々が、高原の大地一面に芽吹き、新たな価値を創造しています。

☆花森暦　～はなもりごよみ～

見頃の花	スキー場	5月	6月	7月	8月	9月	10月	11月
ゴヨウツツジ	マウントジーンズ（栃木県那須郡那須町）
ユリ	ハンターマウンテン（栃木県那須塩原市）
レンゲツツジ	リゾートタウン蓼科（長野県茅野市）
ワタスゲ	ニセコ（北海道虻田郡倶知安町）
ラベンダー	たんばら（群馬県沼田市）、斑尾（長野県上水内郡）
ニッコウキスゲ	スキージャム勝山（福井県勝山市）、たんばら（前述）
紅葉	グランデコ（福島県那麻邪郡北塩原村）、マウントジーンズ（前述）、ハンターマウンテン（前述）

ラベンダー

ユリ

ニッコウキスゲ

◆地元中学校の協力を得て、景観整備を行う、地域社会との交流

地元行政・企業・住民の皆様の協力なくして、リゾート施設の運営は成立しません。地元に密着し、地域社会に貢献する活動を続けることで、良好なパートナーシップと信頼関係を構築してまいりました。

地元住民との交流イベントとして、ハンターマウンテン塩原（栃木県那須塩原市）では、今年5月、景観創造を目的に、地元、箒根（ほうきね）中学校の生徒様に、ハンターマウンテンゆりパーク内に、計5000球の球根を（白・赤・オレンジ・黄色）、植え付けていただきました。参加された生徒様は、ほとんどが初めての経験でもあり、楽しそうに作業されていました。
また地元の皆様と共生し愛される施設となるために、光あふれる高原を想起させる「太陽の丘」というテーマで、箒根中学校の皆様からからシンボルとなるデザインを募り、グリーンシーズンの取り組みについて具現化しました。これをもとにゆりの色で表現した、ゆりパークのシンボルマークを形成していく予定です。

東急不動産としても地域交流、雇用環境創出、青少年の育成を通じて、企業の社会的責任を追求していく考えです。

箒根中学校デザインテーマ：太陽の丘

箒根中学校デザインテーマ：太陽の丘

◆東急不動産のリゾート事業における環境配慮、社会貢献活動への取り組み

東急不動産では、昭和30年代前半の別荘地分譲を手始めに、複合リゾート開発事業、ゴルフ場・スキー場事業、会員制リゾートホテル事業（東急ハーヴェストクラブ）などに取り組んできました。リゾート事業におけるプレゼンスはますます高まっており、社会的要請である、環境への配慮、社会貢献活動へ積極的に取り組んでまいります。

スキー場における環境配慮の取組み

勝山東急リゾート「LOVE・アース・ふくい」(地球温暖化ストップ県民運動)に参加
2005年2月の京都議定書発効を受けて、地球温暖化防止活動の輪を広げる県民運動として、日常生活や事業活動に於して身近な省エネ活動に取組む福井県の県民運動「LOVE・アース・ふくい」に勝山東急リゾートが参加しています。

ゴルフ場における社会貢献への取り組み

トライフィールド（栃木県那須郡）
実践型総合ゴルフ練習場「那須国際カントリークラブトライフィールド」のオープン記念イベントとしてゴルフ経験のある小学生を対象とした無料レッスンイベントを開催しました。
この取り組みを通じて、子どもたちの身体づくりや技術の向上はもとより、ゴルフを通じて、社会生活に必要なマナー、スポーツマンシップの啓発等社会道徳教育に関する施策を展開していき、健全なジュニアゴルファーの育成を通じた社会への貢献をおこなってまいります。
尚、本年も8月19日にジュニアレッスン会を開催する予定です。