先輩社員の声03小田 麻友美Oda Mayumi

2007年度入社
都市事業ユニット 都市事業本部
ビル運営事業部 営業運営グループ

先輩社員の声03 小田 麻友美

テナントを第一に考えながら、ビルの資産価値にまで目配り

ディベロッパー業においては、建物を作るだけでなく、その後の運営・管理も重要な責務となる。そうした仕事に携わる小田は、現在『スプライン青山東急ビル』など、6棟を担当している。ビル運営事業部に所属し「一般的に言うと『大家さん』に近い業務と思われることも多いです」と語る。

「運営・管理の仕事は、簡単に説明すれば、ご入居頂いているテナント様のお世話になります。賃料の交渉や増床の手配ばかりでなく、ビルそのものの資産価値を高めるため、収入と費用の両方を確認しながら、どんな投資をすれば有効か考えるのも大切なんです。所謂『大家さん』は左団扇で家賃をもらうイメージかもしれませんが、日々積極的なアプローチが必要になります」

つまり“担当ビルのあらゆることを統括する総合マネジメント”のような立場なのだ。1つのビルには、常駐の管理人や協力会社の清掃業者、施工業者といった現場はもちろん、リファイナンスなど金融関連のスキームに携わる社内の他チームなど、かなりの人が関わる。その中で、全関係者がどう動き、何を感じているか考えながら責任を果たす。

「私は文系出身ですので、技術的なことはプロに聞きながら、例えば、施工する場合は工事担当の技師さん、設備に関しては専門の設備員さんにテナント様へのメリットなどを確認しながら進めます。そうすると先方から逆にご提案を頂いたりすることもあって、嬉しいですね。開発と同じように、ビルの運営も、オーケストラの指揮者に喩えられることが多いのはさまざまな人たちと仕事をしているから」

先輩社員の声03 小田 麻友美

いろいろな人と出逢い、接することで様々なことを吸収

多様な関係者と接する中で喜びを見出す日々だが、入居するテナントとの交渉でも、同じように手応えを感じることもある。そこに、この業務の楽しさがあるという。

「当初は“テナント様との交渉だ”などと肩肘を張っていたのですが、実際にお客様と接してみると、お互いの意見を真っ向から戦わせる硬い交渉術が必要というより、もっと人間的な信頼関係を築くことが大切と思うようになりました。いかに相手に入り込んで話ができるか。“どうしたらあの子に振り向いてもらえる?”とか、“自分を魅力的に見せるにはどうしたらいい?”なんて考える、恋愛感覚に近いのかもしれません(笑)。ですからお客様とは、メールなどでなく、実際に現場に行って会うことを大切にしています。そこでのやり取りが明日につながっていく。もちろん業績や周辺マーケットなど、業界独自の経営的な側面を話される場面も多く、詳しくない部分もあったりするのですが、そういう時も素直に教えて頂くような形で聞き込んでいます。常に相手に入り込むということを意識して対話するよう心掛けています。すると“こんな本を読んだ方がいい”とアドバイスをくださるお客様もいらっしゃる。勉強になるセクションですね」

先輩社員の声03 小田 麻友美

集団を束ねる喜びを仕事でも体感したく、ディベロッパーの道へ

学生時代は「ディベロッパーのことをあまり知りませんでした」と話す小田が東急不動産を志したきっかけは就職活動中に出逢った、ある先輩の言葉だった。「ディベロッパーって図面が引けなくても、読めなくても大丈夫だし、ただ開発するだけじゃない。どちらかというと、いろいろなタイプがいるプロ集団を、旗を振りながらこっちですよって先導していく仕事」――。この言葉で小田は人とどう関わり、社会でどういう役割を果たしていくか、その一点を就職活動のテーマに切り換えた。

「テニスサークルにいたことを思い出したんです。サークルでしたから、単に上手になりたい人だけじゃなく、飲み会を楽しみにしている人、ゲームで勝つことが目的の人、方向の違ういろいろな人がいたけど、皆、テニスという1つのスポーツを通じてつながり、同じ楽しさを共有していました。私自身、サークルのメンバーをまとめる立場にあった時には、 “ここにいると安心する”なんて言われて嬉しかったことを思い出したんですね。いろんな意見をもった人たちをまとめていく仕事もきっと楽しいと思うようになった。実際に入社してみると、東急不動産には建築を勉強してきた方ももちろんいますが、私のような文系出身者もたくさんいる。適材適所で人材を配置し、ベストパフォーマンスを引き出していると思います」

先輩社員の声03 小田 麻友美

仕事を通じて成長し、他では味わえない幸福を実感する日々

東急不動産に入社して今年で11年目の小田。改めてディベロッパーは人ありきの職業だと痛感する一方で、少しずつ成長してきた自分自身も見出している。

「お客様をはじめ、人とどう関わるかに取り組んできた日々でしたが、ここ数年は組織も考えなければならない立場になってきています。私が受けもつ社内チームのバランスだけでなく、共同でビルを管理するグループ他社との業務分担の線引きなども含め、どういう組織が理想か考えなければいけません。学生時代は周囲の友人たちから『がむしゃらに頑張る人』と評されることの多かった私ですけど、最近は上司などから『広い視野をもって、いろいろ見ようとしている』と声をかけてもらえることもあり、日々の業務をこなしながら全体を俯瞰して仕事ができるようになってきた部分もあるのかもしれないと実感しています。これは意識せずに、自然と身についた姿勢だと思う。だから、東急不動産は私にとっていつも成長の場であり、素でいられる場所です」

東急不動産という小田の選択肢に、間違いはなかったのだろう。「自分は何を作るのか、何を売るのかではない視点で就職活動をしてみると、今とは違う、働く楽しさが見えてくるかもしれません。私自身、今、人を束ねる運営・管理の仕事をしていますが、ここで体感した、人に入り込んで接して思った通りに相手の心がつかめた時のハッピーは、他の仕事では絶対味わえないと思います」

※本記事記載の情報は2017年10月現在のものです。