先輩社員の声05樽本 和正Tarumoto Kazumasa

2010年度入社
ウェルネス事業ユニット ホテル・リゾート事業本部
ホテル開発部 事業推進グループ

先輩社員の声05 樽本 和正

厳しくも温かな叱咤激励で社会人デビュー

学生時代、都市計画を専攻していた樽本は、将来、“街づくりに関わる仕事をしたい”と、鉄道会社やディベロッパーを中心に就職活動を行った。その中で東急不動産に入社を決めたのは、ひとえに人事担当者をはじめとする社員が魅力的だったからだ。「自分の話に耳を傾けてくれ、どんな言葉も否定せず受け止めてくれるところに、度量の大きさを感じました」

実際入社してみると、想像以上の環境だった。「最終的には責任をとるから、躊躇せずどんどん挑戦しなさい」と上司は背中を押してくれる。だが、樽本は一歩を踏み出せずにいた。「何もできず、ウジウジしていました(苦笑)」

そんな日々が続いた入社2年目の最終日。先輩や上司から言われたことをやるだけの受け身的な樽本に「この2年間、一体、何をしてきたんだ!」――いきなり上司がガツンと活を入れた。「『意識を変えろ!』と。それからですね、仕事に対して主体的になれたのは。会議の進行役を任され、懸命にやっていくうちに、ようやく自分の言葉で発信できるようになりました」。上司の厳しくも温かいひと言によって、樽本は待望の一歩を踏み出したのである。

先輩社員の声05 樽本 和正

どんな部署であれ、目指すところは同じ

東急不動産では、若手社員がさまざまな部署を体験し、自らの可能性を探ってもらいたいと人事ローテーションを実施している。樽本も4年目に商業施設開発部から現在の部署へ異動している。

「街づくりに直結した商業施設開発部の仕事はもともとやりたかったものだったので、そこから離れるのは残念でした。新しい部署に対しては不安のほうが大きかったですね」。しかし、仕事をやっていくうちに、それは杞憂に終わった。

「商業施設もリゾートホテルも、結局のところ一緒だということに気づいたのです。『街に溶け込んで、街にどう貢献していくか?』を主眼に置いた開発は、どちらも変わりません。それがわかってからはすんなりと受け入れられ、仕事が面白くなりました」

先輩社員の声05 樽本 和正

竣工と息子の誕生、一生忘れられない日

異動して最初に担当したのは、『東急ハーヴェストクラブ京都鷹峯&VIALA』の開発だった。すでに進行中のプロジェクトで、樽本がメンバーに加わったときには工事が始まっていた。「開業時期が確定しているだけに、それに間に合わせるのが大前提。その上で、時代やお客様のニーズに合わせ、既存の「ハーヴェストブランド」の課題を解決しながら、設計を修正していかなくてはなりません。時には、想定外の現場トラブルも起こります。それらをどう切り抜けていくか。関わる人が多いだけにコントロールしていくのは大変ですが、だからこそ完成したときの喜びはひとしおです」

2014年6月30日、『東急ハーヴェストクラブ京都鷹峯&VIALA』が竣工。奇しくも、同じ日に長男が誕生した。「一生、忘れられない日です」。その後、生後1ヵ月の長男を連れて、記念すべきホテルに宿泊した。「建てて終わりではなく、運営が軌道に乗るまでサポートしていくことも開発の仕事。15年後か20年後、成長した息子ともう一度一緒に訪れることができるように、このホテルを育てていきたいですね」

先輩社員の声05 樽本 和正

主体的に動けば、自信とスキルが身につく

現在、樽本は沖縄県におけるホテル新規開発業務に携わっている。2020年の東京オリンピックを見据え、インバウンド獲得も視野に入れて検討を進めている。

「開発という仕事は、土地を仕入れて建物を完成させるまで、世の中に出ていかない期間がとても長い。でも、特に検討段階は目に見えるかたちでは何も動いていませんが、そうしたプロセスを経て工事が着工し、無事開業を迎えてお客様が入場された時、一気に報われます。その瞬間がもっともやりがいを感じる時ですね」

設計会社やゼネコンなど多くのプロジェクトパートナーとチーム意識が芽生え、苦労する案件であればあるほどモチベーションが高まるという。「一緒の船に乗った運命共同体です(笑)」。目指す港に到着できるように、転覆させずに舵を取るのが自分の役割だと樽本は語る。

「主体的に動くことで、自信がつき、“本当のスキル”が身につきます。そうすれば、いつか“本当のもの”が作れると思う」。多くの人に喜ばれ、記憶に残るものを作りたい――。樽本の夢への歩みは加速している。

※本記事記載の情報は2017年10月現在のものです。