GENERALIST 03 環境エネルギー事業
インフラ・インダストリー
事業ユニット
環境エネルギー事業本部
環境エネルギー事業第二部
名取 翔平
前職:異業種(金融)
2021年キャリア入社(2013年卒)
※所属・部署名は2026年3月時点のものとなります。
再エネという
未知の領域への挑戦。
事業共同体をまとめ、
多くの関係者を牽引。
事業の当事者への憧れ
新卒で入行した銀行では、約8年間にわたって法人営業を担当しました。当時はマイナス金利が長期化していたため、銀行の三大業務(預金・貸出・為替)の枠に捉われないソリューション提案による取引先の成長支援に力を入れました。その経験を積むにつれて強くなってきたのが、事業を側面から支援する立場から、自らが事業の当事者として主体的にビジネスを動かす立場へ移りたいという思いでした。事業会社へのキャリアチェンジを決めたのは、金融という立場では得られなかった、事業そのものの手触り感や、自らの意思決定や行動がダイレクトに結果につながるような仕事を味わいたいと思ったことが理由でした。
中でも東急不動産を選んだのは、事業ウィングの幅広さと、若手のうちから大胆に仕事を任せてくれるカルチャーが決め手でした。多数の関係者を巻き込みながら、自分が主体的に動くことで物事を前に進めていくスタイルに、面白みを感じたのです。また、一般的なデベロッパーのイメージとは異なり、ハードだけでなくソフトの開発に力を入れている点も魅力的でした。
CAREER FLOW
- 2013年 新卒で銀行に入行。支店、本部で、主に法人営業に携わる。
- 2021年 東急不動産に入社。洋上風力公募業務に携わった後、現在は再エネ領域の事業に広く携わる。
3年がかりで洋上風力発電の公募に挑む
不動産にこだわらず様々な事業に携わってみたいと考えていたので、再生可能エネルギーの領域への配属と聞いたときも驚きはありませんでした。誰もが試行錯誤しながらも前向きに挑戦している部署でしたので、右も左もわからない状態でしたが、特に気後れすることもなく業務に取り組むことができました。
担当することになったのは、経済産業省による洋上風力公募(第3ラウンド)となる青森県沖の入札対応です。外資系ファンド、大手電力会社、大手ゼネコン等とコンソーシアム(事業共同体)を組み、1つのチームとして走り抜けていく大規模なプロジェクトでした。コンソーシアムというものに関わった経験がない私にとっては、それ自体が刺激的で学びの多い体験となりました。さらには地元関係者、調査会社、コンサルティングファーム、法務・税務関係の専門家など、様々な業界・立場の方との連携も必要だったため、銀行の法人営業で培った調整力・関係構築力を強みとして発揮できたと思います。
未来を見通して事業の絵を描く
私にとって公募入札対応は初めての経験で、提案書の書式一つを整えるだけでも手探りの連続でした。最終的なアウトプットを常にイメージしながら、書類のデザインも含めて、入念に検討を重ねていきました。
地域振興策、漁業振興策の検討では、地域に足しげく通い、大勢の地元関係者と直接面談して地域の課題やご要望をヒアリングしました。それをもとに振興策をまとめていくのですが、当然のことながら絵に描いた餅であってはなりません。振興策を実現するための具体的なリソースを求めて、コンソーシアムに協力いただける企業を探し出し、数十もの振興策について、アイデアの具現化から公募落札後の事業協力の打診まで行い、地域の課題解決に資するかどうかすり合わせながら、書類にまとめていきました。20年後、30年後の将来を見据えた振興策ですから、絵空事になりがちではあるのですが、コンソーシアムの責任として実現性を担保していかなくてはなりません。振興策の具体性やリスクも含め、検討を重ねていきました。その根底にあったのは、洋上風力発電事業を通じて地域の未来に貢献したいとの強い思い。絵空事で終わらせないために積み重ねた多角的な検討と、関係者との合意形成の軌跡は、最終的に数百ページにも及ぶ提案書として結実しました。
1週間の業務割合
業務と関連するプロジェクト
個の存在感がやりがいに
結果、残念ながら入札には負けてしまいました。入社以来3年間ずっと携わってきたプロジェクトでしたので、次点通知を目にしたときは心底悔しかったです。ただ、負けてはしまいましたが、個人的には得るものが多かったことも事実です。
再エネの知見がまったくないままアサインされた私にとって、業界の幅広い人的ネットワークが得られたことは大きな財産となりました。また、コンソーシアム自体がフラットで、多様な組織から集まったメンバーが互いをリスペクトしながら一つの目標に向かって突き進んでいく体験は得難いものでした。
何よりも一人ひとりに権限と責任が委ねられ、主体的に取り組んでいく姿勢が当たり前という空気は、私にとって一番のやりがいとなり、前職以上に個人の存在感の大きさを痛感したものです。それゆえに、危機感に欠ける人間が1人でもいたらコンソーシアムは瓦解するという緊張感もありました。これも事業会社ならではの醍醐味だと思います。
日本の未来のために、高い視点で
入社以来再エネに携わり、現在は洋上風力に加え、陸上風力開発業務やコーポレートPPAの営業、既存アセットの出口戦略の実行など幅広く担当しています。未知のことはまだ多く、今後もこの領域で経験を積みたいと考えています。
エネルギー政策は安全保障上、日本にとって極めて重要です。自然環境保護への貢献も含め、そうした高い視点で今後も事業に貢献していきたいと考えています。メガバンク時代には、まさか自分が再エネに携わるとは想像もしていませんでしたが、思い切って未知の領域に飛び込んだことで自分の取り組みが社会貢献につながる実感を得られたことに、心からの喜びを感じています。
OFF TIME
2人の子どもが小さいうちに多くの思い出をつくりたい!と週末は精力的に活動しています。飛行機や新幹線で遠出をして、家族と過ごす時間をとても大切にしています。