この街の“あなた”だけに
ふさわしい唯一無二の空間
Maya Taniguchi 谷口 真耶
住宅事業ユニット 首都圏住宅事業本部 マンション開発第二部 2009年入社/家政学部住居学科 卒
- My Work
- 新築分譲マンションの商品計画、不動産ファンドの運用、そして希少価値の高い都心のマンションを1棟購入し、フルリノベーションして格式あるマンションとして提供するハイ・リノベーションの商品計画に携わってきました。特にリノベーション業務は、物件の個性を引き出し、手作り感覚で新たな価値を創造する喜びが味わえました。現在は、新築分譲マンションの商品計画を担当しています。

Stance街の空気を感じ、
人々の感性に触れる
ハイ・リノベーションでは、マンションの機能を維持するための修繕工事に加え、価値を高めるためのバリューアップ工事を行います。その際のポイントとして重要なのは、その街にふさわしい“格”を実現することです。高級マンションとして積み重ねてきた時間、その歴史によって醸成された豊かな空気感を大切にしつつ、その立地ならではの価値を付加していきます。それには当然のことながら街を詳しく知らなくてはなりませんから、私はとにかく街をよく歩きます。
そして街の空気を吸い、街を観察します。どんなスーパーやご飯屋さんがあり、どのような商品やメニューがあって価格はいくらぐらいで何がよく売れているのだろう。どんな学校やどんな公園があって、街の人はどんな風に過ごしているだろう。そこに来ている人は何を着て、何を持ち、どんなブランドを好んでいるだろう。どんな人たちがどんな暮らしをしているのか、私はつぶさに観察し、そして、この街だからこそ似合う住空間のあり方をイメージしていきます。そして、実際にカタチにしていく上で大切なのが、新しい空間をアウトプットするための情報を自分の中に蓄積しておくことです。
海外旅行で泊まったホテルや歩いた街並みから得た情報は私の貴重なデータベースですし、海外メーカーが国内で開催する展示会や新しい話題のスポットにも積極的に足を運び、最新のデザインの傾向をキャッチするようにしています。私がハイ・リノベーションでつくりたいのは誰もが求める平均点の住まいではなく、この街にふさわしい“あなた”のための唯一無二の住まい。BtoBだけでなく、こうしたBtoCの関係性を感じることができる点もこの仕事の魅力です。

Futureまだ名前のない
新しい空間づくり
通信技術や交通システムの発達で、人は時間や距離の制約に縛られずに暮らせるようになりつつあります。その結果、住宅、商業施設、ホテル、リゾートなどの垣根が低くなり、互いの要素が融合した生活空間ができつつあるように感じます。例えば、既にある事例として、ホテルと住宅が融合した建築物では、住宅スペースにいながらホテルのサービスも受けられるなどの機能の融合が進んでいます。
私は、既存のジャンルではくくれないそうした新しい空間の創造に挑戦することが、今後の自分のテーマではないかと考えています。例えばそれはオフィスとホテルとリゾートが一体となった施設かもしれません。そんな空間を表す明確な言葉はまだありませんが、きっと人が何かを我慢したり無理したりすることの少ない、とてもカンファタブルな場所ではないでしょうか。
これまでの概念に縛られることなく、ボーダーを超えた柔軟な発想力を身に付けて、そんな“名前のない新しい場所”の提案を通じて、かつてなかった生活の創造にチャレンジしたいと考えています。



私が大切にしていること
「新しい街のピース」
この街の人々に必要なのは、どんな空間なのでしょうか。地権者やデザイナー、施工会社とさまざまな立場の人が手の中に持っているピース。その中に私も自分が考えるベストと思うピースを差し出していきます。
そのときに必要なのは、人の話にとことん耳を傾けること。いくつものピースがパズルのようにうまくはまっていくためには、人と人の信頼関係に基づく本音のコミュニケーションが不可欠です。
いくつものピースが合わさり、最後には私だけのオリジナルなピースがピタッとはまりきれいなパズルが完成したとき、東急不動産の新しい街が生まれます。
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