三田 真由
都市事業ユニット 渋谷事業本部 タウンマネジメント部
スタートアップ・メディアコンテンツ開発G
2023年度入社
-
都市事業ユニット
渋谷開発本部
(広域渋谷圏戦略グループ)広域渋谷圏における開業物件のプロモーションやブランディング戦略の立案などに携わる。幼少期の海外生活と英語スキルを活かし、複数のプロジェクトで通訳やクライアントとの交渉サポートにも関わる。
-
都市事業ユニット
渋谷事業本部 タウンマネジメント部ディープテック領域のスタートアップの育成・支援を目的とする渋谷最大級のグローバルなコミュニティ拠点「SAKURA DEEPTECH SHIBUYA(※1)」のプロジェクトに参加。
日本のスタートアップコミュニティの拡大と強化を目指す「Technology Exchange and Collaboration Center at Tokyo(TECH-Tokyo)(※2)」の設立プロジェクトに参加。
- マサチューセッツ工科大学の教授陣をはじめとする産官学のパートナーとの連携を通じて、コミュニティ醸成のための活動やスタートアップと事業会社の新規事業創造に向けての伴走支援など、多角的な取り組みや支援も展開。
- 日本国内の企業・大学・研究機関に、ハーバード大学フェローの研究提言を起点として構想されたプログラムを提供し、その他多数の世界トップクラスの海外大学や研究者との連携を視野に入れた、グローバルなイノベーションプラットフォーム。
-
都市事業ユニット
渋谷事業本部 タウンマネジメント部「SAKURA DEEPTECH SHIBUYA」、「TECH-Tokyo」の運用を担当。
その他海外ベンチャーキャピタル出資などグローバル案件を担当。
※所属・部署名は2025年10月1日時点
仕事って大変だけど、面白い。こんな経験をもっと味わいたい。別の業界でも体験してみたい。そして出会ったのが、東急不動産の現場配属型インターンシップだった。高い熱量を持つ社員。意志を尊重し合える環境。幼少期のアメリカ生活で感じた「暮らし・住みやすさ」への興味も思い起こされた。複数の要素が重なり合い、この場所で仕事の面白さを味わいたいと思った。
スタートした。広域渋谷圏のプロモーションや開業物件のブランディング戦略立案を担当。
ひとつは「SAKURA DEEPTECH SHIBUYA」。2024年に開業した渋谷サクラステージに、ディープテック領域のスタートアップを支援する拠点をつくる試みだ。
そして、もう一つが「TECH-Tokyo」。これは、日本のスタートアップコミュニティの拡大と強化を目指し、グローバルな起業家の育成や事業化支援に関わるものだ。
どちらも渋谷を、次世代のイノベーションを生み出す拠点として機能させるための、重要なチャレンジとなる取り組みである。これまでに複数のプロジェクトで、海外企業とのコミュニケーションサポートを依頼されることがあった。しかし、日常とビジネスシーンで飛び交うワードは大きく違う。大量の専門用語。怒涛の勢いで展開されるディスカッション。
必要なのは、英語のスキルだけじゃない。より専門的な知識に加え、産官学とスタートアップを結びつける立ち回りなども求められる。だが、せっかくのチャンスである。
絶対にやり切る。
私にしかできないことを見つけてみせる。
共にプロジェクトに入っていた先輩も応援してくれた。
「あなたの思うように、進めてみてほしい」
決定権を含む、大きな裁量を自分に与えてくれた。
手探りではあるが、開業に向けて、プロジェクトが進んでいく手応えを感じ始めたころ、あることに気が付いた。
日本と海外。東急不動産とスタートアップ、コミュニティづくりとディープテック。プロジェクトに参加するメンバーのバックボーンはさまざまだが、共通の想いを持っている。
東急不動産では、年々、スタートアップ支援の熱量が高まっている。2025年度に発表された中期経営計画では、広域渋谷圏戦略において、産業育成が重要な柱の1つとされた。しかし、スタートアップとの連携は、まだまだ手探りの段階。
特に海外のスタートアップに関しては、そもそも日本企業との協業経験がなく、日本企業特有の文化風土や商慣習がわからないことが多い。提案のための資料づくりから共に行い、伴走しながらのサポートが不可欠である。また、成果がすぐに出るとは限らない。時間も忍耐も必要とされる。
しかし、社内は常に、前向きで寛容な空気で満ちている。「間違えてもいいからトライしなさい」という言葉ももらった。日々の小さな失敗はむしろ経験すべきものとして、迅速な改善が大切にされている。このような環境があるからこそ、恐れることなく、選んだものを正解にするアプローチができ、第一人者を目指して前向きに挑戦できているのだ。
「SAKURA DEEPTECH SHIBUYA」も「TECH-Tokyo」も、プロジェクトの立ち上げ当初から、この考えでアクションを実践し、仲間を増やしてきた。挑戦しなければ何も始まらない。
スタートアップを支援する側にも
必要不可欠なのだと実感した。
周囲のあらゆる要素がモチベーションとなり、ここまでやり遂げることができた。
常に新しい話題が生まれるスタートアップ業界。
コミュニティ運営フェーズの現在は、そのトレンドサイクルの速さが、日々仕事をする上での新たなモチベーションとなっている。
入社当時は、まちづくりを希望していた。
ディープテックやスタートアップとの出会いは、まさに想定外の出来事。だが、ここまでの道のりに後悔はない。
まちづくりの中心は、ハード(建物)だけじゃない。
かつてないスピードで時代が変化する今は、コンテンツ開発やスタートアップ共創といった幅広いサービス提供が、
これまで以上に価値を担っていると気付いたから。
100年に一度と言われる渋谷再開発。取り組みは、熱狂は、まだまだ終わらない。
この渦の中心で、
私は何を吸収し、そこから何を生み出すのか。
次の挑戦に向けて、新たな期待がふくらんでいく。