渋谷から、まだ見ぬ「新しい」を世界へ。東急不動産のスタートアップ共創プログラム

100年に1度のシブヤ大改造

DATE 2026.10.30

ゲームや音楽、ファッションにアート。さまざまなカルチャーが行き交う渋谷は、新しいアイデアが芽吹く土壌でもあります。東急不動産では、広域渋谷圏のまちづくりの一環として、国内外のスタートアップとの共創を推進中です。今回は、2026年度に展開している2つのプログラム「Full Bloom 2026」と「GREEN VALLEY SHIBUYA」の取り組みをご紹介します。

スタートアップとの共創が、まちの価値をつくる

東急不動産が広域渋谷圏で目指しているのは、建物や施設を整えるだけのまちづくりではありません。先端技術を持つスタートアップと手を組み、新しい産業や事業をこの街から生み出すこと。それが、エリアの価値向上やにぎわいの創出にもつながると考えています。

その舞台となっているのが、ディープテック分野と環境分野、2つの領域で展開するスタートアップ支援プログラムです。

先端技術で「体験」を変える「Full Bloom 2026」

渋谷サクラステージ内に2025年オープンしたSAKURA DEEPTECH SHIBUYA(以下、SDS)。AIやXR、ホログラム、次世代通信など、最先端の科学技術を事業にする「ディープテック」領域のスタートアップが集まる拠点です。

SAKURA DEEPTECH SHIBUYAのワーキングスペース

このSDSを拠点に、今年度スタートした共創プログラムが「Full Bloom 2026」。世界のスタートアップが持つ技術と、日本の企業や都市、カルチャーとの掛け合わせが、渋谷で大きな花を咲かせるように。プログラム名には、そんな願いが込められています。

本プログラムのコンセプトは「コンテンツにイノベーションを起こす」こと。ゲーム、音楽、ファッション、食、アートなど、多様なカルチャーが交差する渋谷を舞台に、先端技術を使った新しい体験を世界に発信していく取り組みです。

2026年7月には、日本、イスラエル、英国、米国、ニュージーランドの5か国から、13社のスタートアップが採択されました。たとえばEztia社は、マイナス10℃の冷たさを感じられる冷却タオルを開発しており、暑さ対策やスポーツシーンなど、日常のさまざまな場面での活用が期待されます。

Eztia社の冷却タオルは当社主催の屋外のイベントでも大活躍

日本の市場や渋谷を知る、学びの機会を提供

採択企業には、日本の市場や渋谷という街を知るためのセッションをはじめ、ネットワーキングや事業共創に向けたディスカッションの場が用意されています。さらに、渋谷フクラスや、京都のラグジュアリーホテル「ROKU KYOTO LXR」の視察など、実践的なプログラムも予定されています。

事業共創パートナーとして、株式会社スクウェア・エニックスとスポティファイジャパン株式会社、ソフトバンク株式会社も参画しており、ゲーム・IP・没入型体験での知見、音楽・音声カルチャーの知見を活かして、採択スタートアップとの共創可能性を探索していきます。

街を実験場に、環境課題へ挑む「GREEN VALLEY SHIBUYA」

もう1つのプログラムが、「GREEN VALLEY SHIBUYA(以下、GVS)」。世界が直面する環境課題の解決に挑むスタートアップを支援するプログラムで、2026年6月に国内外から6社が採択されました。

GVSは、東京都が主催するスタートアップ支援展開事業「TOKYO SUTEAM」(協定金最大1億円)に東急不動産が採択されたことを受けて展開しているもの。

GVS最大の特長は、渋谷駅ハチ公前広場や東口地下広場といった公共空間を、実証実験の場として活用できること。技術やプロダクトを、実際に街を行き交う人々に体験してもらいながら検証できるのが、大きな強みとなっています。

「ChopValue Manufacturing Japan」は割り箸から家具を

使用済みの割り箸をアップサイクルし、家具をつくるChopValue Manufacturing Japan。今回は、渋谷ソラスタで回収した割り箸を原材料の一部に使い、テーブルと椅子を製作しました。完成した什器は、9月18日から期間限定で、渋谷駅東口地下広場の「UPLIGHT COFFEE」前に設置。

「モカブル」はルーフトップレストランとのコラボメニュー

モカブルは、コーヒー豆をまるごと微粉砕し、「食べる」という新しい体験を提供している企業です。東急プラザ渋谷17・18階の「CÉ LA VI TOKYO」と連携。8月17日から9月30日までのディナータイムに、サステナブルをテーマにしたフェアのアラカルトメニューとして「MOKABLE COFFEE GATEAU」が提供されました。
今後は「CÉ LA VI TOKYO」とオリジナルギフトボックスの展開など更なる連携も検討中です!

「ディーウェザー」は涼しい街歩きを提案

ディーウェザーは、ごく狭い範囲の天候を予測する「微気象」の技術を持つ企業です。8月21日から23日にかけて、渋谷の街なかで涼しいルートを可視化する実証実験を実施しました。

会場となったのは、SHIBU HACHI BOX前、渋谷サクラステージにぎわいステージ、東急プラザ表参道「オモカド」、東急プラザ原宿「ハラカド」、東急プラザ渋谷の5か所。参加者はスマートフォンのアプリに表示される「微気象マップ」を手に、渋谷エリアの涼しいルートを選んで歩く体験をしました。猛暑の続く夏、街歩きをもっと快適にするヒントが詰まった取り組みです。

ディーウェザーの「微気象マップ」
涼しいルートを歩くスタンプラリーイベントも

渋谷から広がる共創の可能性

今回採択されたスタートアップの技術は、商業施設での新しい買い物体験や、ゴルフ・リゾート事業での冷却素材の導入、オフィス事業での新しい働き方提案など、東急不動産ホールディングスグループのさまざまな事業と結びつく可能性を秘めています。連携のアイデアは、事業の数だけ広がっています。

渋谷で生まれた小さな芽が、やがてグループの事業、そして世界へと大きく育っていく。東急不動産は、スタートアップとともにその未来を描いていきます。

Full Bloom 2026公式サイト
https://fullbloom.sakuradeeptechshibuya.com/

• 拠点:SAKURA DEEPTECH SHIBUYA(渋谷サクラステージ セントラルビル12階)
• 実施期間:2026年12月4日まで

GREEN VALLEY SHIBUYA特設サイト
https://tlc-shibuya-innovation.net/gvs

• 実施期間:2027年3月まで

  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

東急不動産ホールディングスグループは、2015年に国連サミットで採択された2030年までの「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献しています。持続可能な世界を実現するための17の目標のうち、取り組む項目を定め、SDGsを起点にサステナブルな社会と成長をめざします。本プロジェクトにおいては、上記の目標の達成に寄与するものと考えます。