挑戦する人 久保田馨介さん

東急不動産と挑戦するDNA

DATE 2023.11.22

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「一人ひとりの主体性と可能性を引き出し、社員の挑戦と自律を支える」という人事のポリシーを掲げている東急不動産。
事業プロデューサーとして高い視座と広い視野を身に着けること、一人ひとりのキャリアの「挑戦」と「自律」のサポートを目的に、当社ではさまざまな環境整備を進めています。
そんな中、当社で働く社員たちはどのようなキャリアを思い描き、仕事に打ち込んでいるのでしょうか。今回は久保田さんに、仕事を通じた自分の過去・現在・未来についてインタビューしました。

専門性×俯瞰する視座=多面性のあるキャリア事業部から管理部門へ

経営企画部 経営企画G
久保田 馨介 さん

PROFILE

2014年4月
入社 都市事業ユニット 都市事業本部
2022年4月~turning point!
経営企画部 経営企画G(兼 東急不動産ホールディングス(株))
兼 財務部 部付(2023年4月~)
2023年4月~
係長

現在の担当業務

  • 東急不動産の損益予算策定
  • 経営課題検討会議内「重要プロジェクト事前協議会」の運営
  • BPRおよび将来に向けた課題対応やシミュレーション業務

東急プラザで感じた「居心地の良さ」を自らつくりたい!

「大学で学んでいたのは社会環境工学。でも次第に技術そのものよりも、それらを社会の中で活用する方法に興味がうつり、大学院では専攻を変えて経営工学を学びました」

学生時代の専攻の変遷について、そう語る久保田さん。このように、「専門性を身に付けると同時に、それらを俯瞰し体制や環境を整え、社会や組織が前進することに貢献したい」という思いが強いと言います。

そんな久保田さんが東急不動産を志望したきっかけは、大学院生時代によく利用していた「東急プラザ表参道原宿」。

「おもはらの森に行くたびに、訪れる誰もが笑顔で思い思いに過ごしている姿を見て『居心地の良い空間づくり』に魅力を感じました」

大学院修了後の2014年に新卒入社し、久保田さんは都市事業本部で商業施設の開発担当としてキャリアをスタートしました。

幅広い業務に挑戦した忙しくも充実した駆け出し時代

施設のコンセプト企画からレイアウトの検討などに全力投球する毎日が始まりました。

「『若手のうちからこんなに多くの仕事を任せてもらえるんだ!』と、嬉しさと同時に責任の重さを全身で感じながら挑戦していました。多忙な時期もありましたが、周囲の方々に支えていただきながら志望時に思い描いていた『空間づくり』に早くから携われたことは大きな喜びでした」

3年目からは商業用の不動産賃貸をサポートするリーシングを担うようになり、まさに商業施設担当としての幅広さと専門性を着実に高めていきました。

仕事の必須アイテム

腕時計

親から受け継いだもの、社会人になった時や30歳になった時など人生の節目に買ったもの‥‥と、その日の業務内容や気分に合わせてセレクトし、仕事に向かう気持ちを高めてくれる存在ですね。

turning point!

広い視点で会社を見つめたい~9年目の大転換~

久保田さんが「キャリアのその先」について改めて考えるようになったのは入社から7年ほどが経った頃。営業としての専門性を高める一方、「物事を俯瞰しより広い視点から自分の役割を全うしたい」という思いが湧き上がってきました。

「今思えば、コロナ禍で社会の仕組みや働き方が変わり、自分の中でも次のステージへの挑戦や変化を求める気持ちが強まったことも大きかったですね」

久保田さんは異動を希望し、2022年に経営企画部へ異動。お客さまとともに開業というゴールに向かう営業の仕事から一転し、社内の課題解決に向けたサポートの役割を担う立場になりました。

「最初の1年は、業務内容を覚えることに必死であっという間。でもその中で各事業部門の担当から新規事業に関する相談を受けることも多く、社内に息づく挑戦の風土を実感しました。経営企画部の仕事は、多様な社員と向き合うことで東急不動産の魅力を内側から見つめることができる仕事だ、と気づいたんです」

深い知見と広い視野を備えた「多面性」を育んでいく

新天地で2年目を迎え、久保田さんの活躍の場は新規事業や大規模プロジェクトの円滑な実現に向けた課題整理から年度予算の策定や将来に向けたシミュレーション、それらについての経営層への事前共有や説明など多岐にわたります。各種会議の場で、会社の未来に向けた方向性が明確になっていく瞬間に立ち会えることはこの仕事の大きな醍醐味。

「提案や説明をするのが社外のお客さまであろうと社内の経営層の方々であろうと、相手の真意を推察しながら限られた時間で内容を整理し適切にお伝えするというプロセスの本質は共通しています。そうした部分で、営業担当時代の経験が大いに生きています」

久保田さんは今、自身の今後を「多面性」というキーワードで見つめています。
「スペシャリストとしての道を邁進するキャリアも魅力的ですが、私はあえてそこから視野を広げることを選びました。また事業部門に戻ることがあっても、経営企画部での全社を俯瞰しながら取り組む今の経験は、柔軟で多様な視野をもたらしてくれると思います。これからもそうした多面性を自ら育み、人材としての価値と視野を豊かにしていきたいです」

今やこれが仕事の流儀

相手の言葉の裏にある背景や真意を汲み取る、ということです。入社間もない頃は聞いている話の内容を理解するだけで精一杯でしたが、社内外の経営層の方々と対話する経験を重ねる中で、相手の立場に立ち『なぜそのように考えるに至ったのか』を読み取ることの大切さを実感しています。

私の中で変わったこと、変わらないこと

どんな業務であれデータは厳重に扱わねばなりませんが、管理部門に異動してからは経営に直接関わるデータや資料など非常に秘匿性の高い情報を多数管理するようになりました。ですから情報の管理方法やセキュリティへの意識がより一層高まりました。変わらないのは、以前の所属先の方々との付き合いです。何かあれば気軽に相談しに行ったり食事やゴルフに連れ立ったり、社内外での付き合いは変わっていませんね(笑)。入社時に「多くの人と関わりながら楽しく仕事をしたい」と思っていたので、自然と実現できていることが嬉しいです。