挑戦する人 栗原真さん

東急不動産と挑戦するDNA

DATE 2023.11.08

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「一人ひとりの主体性と可能性を引き出し、社員の挑戦と自律を支える」という人事のポリシーを掲げている東急不動産。
事業プロデューサーとして高い視座と広い視野を身に着けること、一人ひとりのキャリアの「挑戦」と「自律」のサポートを目的に、当社ではさまざまな環境整備を進めています。
そんな中、当社で働く社員たちはどのようなキャリアを思い描き、仕事に打ち込んでいるのでしょうか。今回は栗原さんに、仕事を通じた自分の過去・現在・未来についてインタビューしました。

多様な経験×専門性=より大きい役割への挑戦異動と同時にグループリーダーへ

戦略事業ユニット インフラ・インダストリー事業本部
インダストリー事業部 事業統括G
栗原 真 さん

PROFILE

2009年4月
入社 住宅事業本部
2015年4月~
東急不動産コンフォリア投信(株)出向
2017年4月~
東急不動産リート・マネジメント(株)※ 出向
2019年4月~
東急不動産ホールディングス(株)出向 コーポレートコミュニケーション部 IR室
2023年4月~turning point!
戦略事業ユニット インフラ・インダストリー事業本部
事業統括G グループリーダー
兼 インダストリー事業部 データセンター・新領域G
  • 東急不動産コンフォリア投信(株)と東急不動産アクティビア投信(株)が合併して発足

現在の担当業務

  • 物流施設の運営と売却
  • 成長戦略立案や予決算管理等、インダストリー事業全体の統括
  • インダストリー事業内の新規事業企画(兼務)

「暮らしにトータルに関わる仕事」で幅広い知識を身につけたい

入社15年目の節目となる2023年、東急不動産ホールディングスIR室から東急不動産インフラ・インダストリー事業本部に希望して異動し、同時にグループリーダーに就任した栗原さん。

15年前の新卒入社時に志望していたのは「幅広く人々の暮らしに関わることができる仕事」だったと言います。

「住宅からオフィスや商業施設、リゾート施設やシニア住宅まで幅広い事業を手掛ける東急不動産はまさに『子どもから大人まで』『朝から晩まで』人の暮らしにトータルに関わりながら人生や社会を豊かにすることが仕事。その会社で働くことで、仕事のみならず日常生活にも活きる幅広い知識を身につけられそうだと入社を決めました」

その後、多彩な業務を担っていくことになる栗原さんの社会人としての第一歩は住宅事業本部。前年(2008年)に起こったリーマン・ショックの影響が残る中、再開された用地買収などに苦戦しながらキャリアをスタートしました。
「上司が取得したマンション用地情報の買収検討、用地情報を提供してくれる不動産仲介の新規開拓など、不動産業界の仕事の基礎を身に付けた駆け出し時代でした」

「高度な専門性で会社に貢献を」出向先で強まった思い

6年間の住宅事業本部を経て最初の変化が訪れたのは2015年、東急不動産コンフォリア投信(後に東急不動産リート・マネジメント)への出向でした。新たな業務では、以前の部署の経験が大いに役立ちました。

「新しい業務ではありましたが買収業務の基本的な流れなどは共通する部分もあったので、以前の経験を活かすことができました。賃貸マンションや学生マンション、ホテルと仕事の幅が広がったことに加え、首都圏以外にも北海道や関西の案件も担当するなど、約20物件の買収や売却の実績を積み、足掛け4年間の出向は実り多いものになりました」

出向先での経験から、「将来的には一つの分野の専門性を高めて、会社に貢献する人材になりたい」という思いが強まっていた矢先、栗原さんに次の転機が訪れます。

仕事のモチベーション

オンとオフの切り替え

オフはしっかり満喫することが仕事の生産性UPにもつながると信じています。長期休暇時はハーヴェストなどの自社関連ホテルで過ごすことがありますが、それにより子供たちの「ホテル」の基準が上がっていて心配です。

IR室で広まる視野と、再燃する「現場」への思い

異動先は東急不動産ホールディングスのIR室。専門性の高い不動産の実務から離れ、グループ各社の業績・財務状況や将来の方針を投資家の方へ説明することが新たなミッションになりました。

当初は思いがけない異動や業務内容の変化に戸惑ったものの、栗原さんはポジティブなマインドで新たな仕事に挑みます。
「IR室での業務では、まずは自身でグループ各社の業績や方向性を理解することが必要です。入社当初に抱いていた『幅広い視野で仕事に取り組みたい』という原点に立ち返る、絶好の機会にもなりました」

東急不動産ホールディングス増資直後の異動、そして初年度後半以降はほぼコロナ禍でのIR業務となる中、気づけば事業分野の仕事を離れて3年が経っていました。その中で、栗原さんの内に再び「現場に戻ってこれまで培った力を発揮したい」という情熱が再燃します。

IR室で各事業の概況を理解する中で、急成長するインダストリー事業に魅力を感じたことも大きなきっかけになりました。

turning point!

「挑戦しない理由はない」~新しい部署でリーダーとして歩む~

そこで栗原さんは大きな決断をします。自らインフラ・インダストリー事業本部への異動を希望するとともに、昇格プログラムにも応募したのです。

「異動と昇格を同時に希望することに一瞬悩みましたが、翌年も昇格プログラムに応募できる保証もない。『チャンスがあるのに挑戦しない理由はない』という結論に至りました」

2023年4月から、グループリーダーとして新たなキャリアが始まりました。グループのメンバーには自らの知見とともに、原点である「広い視野で取り組むことの大切さ」も伝えています。

「自分のやるべき業務には集中しながらも、定期的に立ち止まって業務全体を見つめるようにしています。メンバーに恵まれていることに感謝しながら、事業全体の目標達成に向けて何が必要かを考えながら行動することを心掛けています」

さらなる飛躍が見込まれるインダストリー事業を牽引しながら、メンバーとともに自身がグループリーダーとして日々成長するために何が必要か——栗原さんは日々考えながら業務に邁進しています。

今やこれが仕事の流儀

意識しているのは「現状維持は停滞・衰退である」ということ。競争相手がいる環境では、周囲が日々成長する中で、同じ場所に留まっていては瞬く間に取り残されてしまう。ありきたりかもしれませんが、キャリアを経る中でこの意識の大切さを年々実感しています。

私の中で変わったこと、変わらないこと

自分のキャリアを具体的に考えるようになった頃から「在籍年数などに関わらず、常に必要とされる人材でなければ淘汰されてしまう」という思いが一層強くなりました。そのために、これまでの多様な経験の上に、まずは現在の担当であるインダストリー事業での専門性を身につけることに注力しています。変わらないことは、入社時からずっと抱いている「幅広い視野を持って仕事をしたい」という思いですね。その気持ちがあったからこそ異動で担当業務が変わっても前向きに取り組んでこれました。