
街に緑が増えることが都市の持続的な発展につながる東急不動産が目指す渋谷の未来の姿とは?
100年に1度のシブヤ大改造
DATE 2024.03.29
リアルなビジネス現場を覗き見し、ビジネスのヒントを探るドキュメンタリー番組「PIVOT」。100年に一度と言われる大規模な再開発が行われている渋谷がこの先どう変わっていくのか取材された番組の内容をピックアップしてご紹介します。
人気インフルエンサー古澤里紗さんと渋谷を取材!
番組では、PIVOTリポーターの国山ハセンさんと、SNS総フォロワー数90万人の人気インフルエンサー古澤里紗さんが、東急不動産都市事業本部の伊藤裕佳さんと一緒に渋谷の驚きの変化について取材しました。
未来の渋谷は緑あふれる街になる?
2023年11月30日に竣工した「Shibuya Sakura Stage」は、日本を代表するターミナル駅である渋谷駅に隣接し、代官⼭や恵比寿へのアクセスも良く、オフィス・商業・教育・⽂化施設のほか住宅等の多様な機能が揃う大型複合施設です。

そんな「Shibuya Sakura Stage」は、街区再編や老朽化した小規模建築物の共同化等による防災性の向上をはかるとともに、災害時の情報発信等による安全安心な地区を形成しており、備蓄倉庫の設置や一時滞在可能な空間を確保することにより、帰宅困難者対策を講じ、災害に強いまちづくりを推進しています。
また、憩いの空間となる緑豊かな広場の整備をはじめとするヒートアイランド対策として地上、屋上、壁面等を活⽤した立体的な緑化を推進するとともに、太陽光発電等の自然エネルギー利⽤による環境負荷低減に取り組んでいます。

注目の技術である「IOWN」を用いた街づくりにも注目です。「IOWN」とは、NTTが最先端の光技術を活用して、高速大容量通信などを提供することで豊かな社会を創るための構想で、従来の通信技術に比べ速度が125倍、省エネ100倍、遅延200分の1となる高速通信技術です。
渋谷では、IOWN技術を街づくりの分野で世界で初めて導入。最先端の便利さを追求できるだけでなく、消費電力の削減にもつながり環境にやさしい街づくりにも貢献することができるようになります。
人だけでなく鳥の憩いの場にもなっている「おもはらの森」
東急不動産では「Shibuya Sakura Stage」の他にも「東急プラザ表参道『オモカド』」、「東急プラザ原宿『ハラカド』」、「フォレストゲート代官山」、「代々木公園 Park-PFI」など、建物の緑化を積極的に進めています。
渋谷駅を中心とした広域渋谷圏の建物を緑化することで周辺の緑をつなぎ、そこに住む生き物たちの中継地点になることで、エコロジカルネットワークを形成しています。
- エコロジカルネットワーク:野生生物が生息・生育する様々な空間につながる生態系のネットワーク

「東急プラザ表参道『オモカド』」の屋上広場「おもはらの森」には、すり鉢状に木々が配置されており若者の憩いの場となっていますが、探してみると実は鳥の巣箱がところどころに設置されています。
「おもはらの森」では、巣箱を設置することで、様々な生き物が様々な環境で互いに調和しながら生きていく「生物多様性」を守る取り組みが行われています。


なぜ渋谷に緑を増やすのか?
渋谷の街で働く人、住まう人、訪れる人、すべての人が安心して過ごすことができる健康的な環境を提供すること、そして都市が持続的に発展するためにも緑の存在は非常に重要です。


ヒートアイランド・熱環境など、環境の改善や修復に役立つ
土や水面、植生が多かった昔に比べ、開発が進んだ現在の都心は、道路のアスファルトや建物のコンクリートに覆われています。その結果、輻射熱の影響で表面温度が高くなりヒートアイランドの原因となっています。
都心の建物に樹木が生えて木陰が形成されると、地面が熱くならず輻射熱を軽減することができるようになります。
利用する人の健康に役立つ
インターネットの普及などにより、現代社会では50年前に比べ約50倍の情報処理が必要といわれています。そんな情報過多によるストレスの軽減にも、緑を眺めることによる知覚効果が役に立つことが期待されています。
防災・減災に役立つ
谷の地形になっている渋谷の街。もし大雨が降った時も、緑が貯留槽の役割を果たし、水の流れを緩やかにして防災効果にもつながります。
変化を続ける渋谷に今後も注目!
東急不動産は最先端の取り組みだけでなく、環境問題の解決にも取り組んでいき、サステナブルな生き方を重視して街づくりに取り組んでいきます。
ぜひ渋谷を訪れる際は街中に増える緑にも注目して、いつもと違った視点で渋谷の街を楽しんでみてください。
